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今月は、「この県では誰でも知っていて大人気だけど、隣の県では全く知られていない」という商品を集めました。
宮崎県の“愛のスコール”ってご存知ですか?
香川県の“骨付鶏”は?
どれも全国区になっても不思議ではないおいしいものばかり。ぜひご覧ください。
宮崎県の“愛のスコール”ってご存知ですか?
香川県の“骨付鶏”は?
どれも全国区になっても不思議ではないおいしいものばかり。ぜひご覧ください。
取材/撮影 中元千恵子(トラベルライター 日本旅のペンクラブ、日本旅行作家協会会員)

※ご紹介した商品は品切れしている場合があります。在庫を各アンテナショップにてお確かめください。
また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
また、商品の価格は掲載時のものですので、変動があることをご承知おきください。
高浜町・山口悦子
えっちゃん漬(100g 480円)
えっちゃん漬(100g 480円)
「福井県内の特に若狭地方ではとっても有名な漬物です。このあたりの旅館の朝食には必ずと言っていいほど出されるそうです」と、ショップの方。
もとは、若狭の高浜町にある「やまぐち旅館」の名物。女将さんが自家製のきゅうりを使い、塩漬けしたあと一度塩抜きをし、さらに酒粕に二度漬けしているという。
漬物とは思えないほどパリパリとした食感。塩味が強すぎず、ほんのりと酒粕の甘みが漂って、なるほどおいしい。手をかけた愛情が伝わってくる一品。
もとは、若狭の高浜町にある「やまぐち旅館」の名物。女将さんが自家製のきゅうりを使い、塩漬けしたあと一度塩抜きをし、さらに酒粕に二度漬けしているという。
漬物とは思えないほどパリパリとした食感。塩味が強すぎず、ほんのりと酒粕の甘みが漂って、なるほどおいしい。手をかけた愛情が伝わってくる一品。


富士河口湖町・京華堂
練り唐辛子(110g 735円)
練り唐辛子(110g 735円)
富士吉田市の名物“吉田のうどん”に欠かせないのが「すりだね」といわれる辛~い薬味。赤唐辛子をベースにしてゴマや山椒を加えて油で炒めたものだという。
そのせいか、県内では辛い薬味がよく使われる。この練り唐辛子も大人気だ。ただ、この練り唐辛子は原材料が「唐辛子、食用大豆油、食用なたね油」のみなので、クセがなくてどんな料理にも使いやすい。ラー油に似て風味も香りもよく、辛いだけでなくうま味もある。うどんはもちろん、湯豆腐やチジミの薬味、炒めものに使ってもいい。暑い夏に向けて、辛い薬味で汗をかいて元気に過ごしたい方におすすめ。
そのせいか、県内では辛い薬味がよく使われる。この練り唐辛子も大人気だ。ただ、この練り唐辛子は原材料が「唐辛子、食用大豆油、食用なたね油」のみなので、クセがなくてどんな料理にも使いやすい。ラー油に似て風味も香りもよく、辛いだけでなくうま味もある。うどんはもちろん、湯豆腐やチジミの薬味、炒めものに使ってもいい。暑い夏に向けて、辛い薬味で汗をかいて元気に過ごしたい方におすすめ。
太地町・那智黒総本舗
那智黒(170g 367円)
那智黒(170g 367円)
和歌山県では知らない人はいない飴だという。「ユニークなテレビCMも流していましたから、県内だけでなく近畿圏でも有名だと思いますよ」と、店の方。見れば“黒あめ造り100年”と書いてある。100年愛されるのはすばらしい。
もとは熊野地方の特産である那智黒石で作られた碁石にちなんで誕生したお菓子だという。原料に奄美群島産の高品質の黒砂糖を使い、風味を生かすために直火炊きにしている。自然な甘さと素朴な風味、そしてのどにもやさしい。風土を表現し、シンプルでおいしい……ロングセラーの条件を兼ね備えた名物。
もとは熊野地方の特産である那智黒石で作られた碁石にちなんで誕生したお菓子だという。原料に奄美群島産の高品質の黒砂糖を使い、風味を生かすために直火炊きにしている。自然な甘さと素朴な風味、そしてのどにもやさしい。風土を表現し、シンプルでおいしい……ロングセラーの条件を兼ね備えた名物。


鳥取市・前田商店
とうふちくわ(1本 250円)
鳥取市・ちむら
ねぎとうふ(1本 250円)
とうふちくわ(1本 250円)
鳥取市・ちむら
ねぎとうふ(1本 250円)
鳥取県のアンテナショップには各メーカーのとうふちくわがずらりと並んでいる。
「鳥取では子どものおやつです。お母さんがスーパーで10本くらいまとめて買ってきてあるので、『ただいまー』って帰って冷蔵庫開けて丸かじり。もちろん、大人もわさび醤油で食べますけど」と、担当者の方。そんなにポピュラーなのに、県外では確かにあまり知られていない。
各メーカーによって異なるが、木綿豆腐と魚のすり身が5:5~7:3くらいの割合で作られている。普通のちくわより、ふんわりとした食感で味もマイルド。これなら1本丸ごと食べられそうだ。
もとは、江戸時代前期にお殿様が江戸で普及していた豆腐料理を人々にすすめたのが始まりではないかと言われている。
「鳥取では子どものおやつです。お母さんがスーパーで10本くらいまとめて買ってきてあるので、『ただいまー』って帰って冷蔵庫開けて丸かじり。もちろん、大人もわさび醤油で食べますけど」と、担当者の方。そんなにポピュラーなのに、県外では確かにあまり知られていない。
各メーカーによって異なるが、木綿豆腐と魚のすり身が5:5~7:3くらいの割合で作られている。普通のちくわより、ふんわりとした食感で味もマイルド。これなら1本丸ごと食べられそうだ。
もとは、江戸時代前期にお殿様が江戸で普及していた豆腐料理を人々にすすめたのが始まりではないかと言われている。
三豊市・串らんど
骨付鶏(1本 735円)
骨付鶏(1本 735円)
香川県では讃岐うどんにも負けない人気だという。鶏の骨付きもも肉を丸ごと1本焼き上げたもので、発祥は香川県丸亀市の「一鶴」。その味が評判となり、あっという間に県内で提供する店が増えた。香川県で養鶏が盛んなことも普及の一因だったらしい。
骨付鶏の特徴は、注文する際には「おやどり」か「ひなどり」かを選ぶこと。親は肉が硬いがうま味が深く、こちらを選ぶのが通だとか。雛は肉が軟らかくジューシー。この肉をニンンニクの効いた独自のスパイスで味付けし、店こだわりの方法で焼き上げる。カリッと焼いた表面と味の染みた肉。最高です。
なかなか現地でしか食べられなかったが、串らんどが真空パック製品を作り、東京でも買えるようになった。現地での“お決まり”だというざく切りキャベツにのせてどうぞ。
骨付鶏の特徴は、注文する際には「おやどり」か「ひなどり」かを選ぶこと。親は肉が硬いがうま味が深く、こちらを選ぶのが通だとか。雛は肉が軟らかくジューシー。この肉をニンンニクの効いた独自のスパイスで味付けし、店こだわりの方法で焼き上げる。カリッと焼いた表面と味の染みた肉。最高です。
なかなか現地でしか食べられなかったが、串らんどが真空パック製品を作り、東京でも買えるようになった。現地での“お決まり”だというざく切りキャベツにのせてどうぞ。


都城市・南日本酪農協同
スコールホワイト(500ml 150円)
ヨーグルッペ(300g 140円)
スコールホワイト(500ml 150円)
ヨーグルッペ(300g 140円)
この二つの飲み物、宮崎県では定番中の定番だという。「おいしいですよ。東京ではここでしか買えないのか、宮崎出身の方たちが箱で買っていきます」と、店の方も熱弁をふるう。
乳酸系の飲み物というとカ○ピスのような味?と聞いたら、それよりおいしいと。“初恋の味”よりおいしいのか……と、まずはスコールを飲んでみると、おいしい! 乳酸飲料と言っても酸味がほとんどなく、炭酸も超微量。すっきりしてやさしい。香川県の骨付鶏を食べた後に飲んだが、これとぴったり。脂っこいものを食べた後や暑い夏には引っ張りだこだろう。ヨーグルッペはもう少し乳酸系の味がするが、こちらも酸味もほどよくて飲みやすい。
“愛のスコール”というキャッチフレーズとともに印象的な一品でした。
乳酸系の飲み物というとカ○ピスのような味?と聞いたら、それよりおいしいと。“初恋の味”よりおいしいのか……と、まずはスコールを飲んでみると、おいしい! 乳酸飲料と言っても酸味がほとんどなく、炭酸も超微量。すっきりしてやさしい。香川県の骨付鶏を食べた後に飲んだが、これとぴったり。脂っこいものを食べた後や暑い夏には引っ張りだこだろう。ヨーグルッペはもう少し乳酸系の味がするが、こちらも酸味もほどよくて飲みやすい。
“愛のスコール”というキャッチフレーズとともに印象的な一品でした。