

ひな膳料理の「玉貴」(山形県西川町)で
見られる華やかなひな壇飾り
3月は年度末。学校生活も区切りの時で、修了式、卒業式などの季節です。思い出づくりの卒業旅行に出かける人もいるでしょう。
新しく始まる4月へのステップの時でもあります。



・伊勢屋本店☎079・288・5155
・(株)御座候FESTA店(駅内)☎079・221・3566


信玄公の銅像が目につく玄関口の甲府駅前広場

県民の心のシンボル・富士山(河口湖湖畔から)

B-1グルメグランプリ受賞の「鳥もつ煮そばセット」(奥藤本店)
山梨県といえば1年の日照が2117時間という日本一の晴れの国。ブドウ、モモ、ミネラルウォーターも全国一の生産量を誇ります。ワインも貴金属(宝飾)製造も日本一なのだそうです。
玄関口の甲府駅前にどっかと坐す銅像は、甲斐を治め、今も県民に慕われる戦国武将の武田信玄公。信玄公の居館だった躑躅ヶ崎館跡には武田神社が建っています。
武田氏滅亡のあとに甲府に豊臣秀吉の命で築かれた舞鶴城(甲府城)には近年、鉄門が復元。2階の展示室とともに歴史公園になっています。
甲府のグルメは信玄公の時代からの郷土食「ほうとう」ですが、2010年9月に御殿場で開催された「第5回B級ご当地グルメ・B‐1グランプリ」でゴールドグランプリを受賞した「甲府鳥もつ煮」が仲間入り。鶏の砂肝、ハツ、レバ、きんかん(産まれる前の卵)を甘く濃厚な醤油ダレで照り煮したものです。
もともとは昭和25年頃、そば屋の奥藤(おくとう)本店が考案して、地元ではそこそこ人気があったようですが、B‐1グランプリ以来、大ブレーク。そばとセットが定番ですが、鳥もつ煮だけを目指して長野、静岡はもとより愛知、三重、大阪など遠方から客さんがやってきます。B‐1の富士山?
〈交通〉・JR中央線甲府駅下車
〈問合せ〉
・甲府市観光協会☎055・226・6550


復元の櫓などが整った百万石の本拠の金沢城跡

市内散策に便利な周遊バスもこんなにオシャレ

料亭が作る大友楼の贅沢感のある「利家御膳」

今も艶めきを漂わせる花街のひがし茶屋街
九谷焼、加賀友禅、加賀蒔絵、金箔工芸、加賀料理、和菓子、茶の湯、能楽など百万石の雄藩ならではの伝統工芸・芸術・風習もしかりです。加賀藩御膳所を務めた老舗料亭の大友楼調製の駅弁「利家御膳」(1000円)にも加賀の雅やかさが込められています。
そんな町を訪ね歩くには1日や2日では足りませんが、市内には毎日運行の「城下町金沢周遊バス」(1回200円・1日券500円)や「金沢ふらっとバス」(100円)、土・日・祝日運行の「シャトルバス」(100円)などが巡っていて便利です。
定番は日本3名園の兼六園と金沢城跡。その周辺には県立の歴史博物館や美術館、伝統産業工芸館など見ものがたくさんあります。そして人気のあるのは、浅野川右岸に昔のままに美しい出格子の家々が連なる艶めいた花街のひがし茶屋街です。
〈交通〉・JR北陸本線金沢駅下車
〈問合せ〉
・金沢市観光協会☎076・232・5555