


真夏でも清涼感にすっぽり包まれる富士宮市の白糸の滝
半ば過ぎには大学生、下旬には高校、中学・小学校が夏休み、サラリーマンの夏季休暇も始まって、家族旅行や個人旅行、帰省、合宿など海辺や高原、山など涼を求めての旅が各地でくり広げられるでしょう。



明治時代に始まった温室栽培の渥美のマスクメロン(1玉約1.7kg・1700円ほど)
案内された温室で摘み取り時期になった色の紐を教えられ、ハサミで切ってずしりと重いメロンに満足。1玉かかえて外に出ると、持ち帰り用の箱に詰めながら、ファームのオーナーは「すぐに食べられませんよ。1週間以上の追熟が必要です。その代わりレストハウスで食べごろを用意してます」と言って車で戻りました。
選ぶポイントは網目が均一で密度があり、盛り上がりよいもの。上部の茎が細くてしっかりしたものとのことでした。
切ったメロンからは甘い香り。スプーンですくって口に運ぶと、熟れた果肉のみずみずしくてひんやりした甘さに舌の隅々まで満たされました。マスクとはMASK(顔)のように思われていますが、実は香料に使われるMUSK(麝香=じゃこう)の意味からきているそうです。メロン狩り(1個)+2分の1カット2900円(8月1日~10月15日は2500円)。
[シーサイドファーム伊良湖]
・6月~10月15日、10時~16時
・愛知県田原市和地町下大道155(国道42号沿い)
・電話:0531-38-0031


長谷川家など古い家並みに歴史を伝える魚町通り

「一升びん」で食べた肉が2人前ある人気のランチ。3000円~
文化性と実利性とが好ましいこの町の奥深さを思いつつ、おなかは松阪牛の店を探していました。古くから農耕用の役牛が肥育されていた松阪では明治になると西洋文化の流入とともに食肉の習慣を先読み、労をいとわない肥育法でたちまち肉牛の評判を高めたといいます。
「和田金」「牛銀」「三松」など高級店をはじめ松阪牛の店はざっと30軒以上。手軽においしく食べられる、珍しい回転焼肉のコーナーもある「一升びん宮町店」でボリュームのあるランチを堪能しました。
[一升びん宮町店]
・11時~22時30分(平日中休憩あり)、木曜休
・三重県松阪市宮町144-5
・電話:0598-50-1200
〈観光の問い合わせ〉
・松阪市観光情報センター
・電話:0598-23-7771