“憲法”が創り出す最高峰の枝豆|有限会社塩野商店 天狗印枝豆「味緑」

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 つややかに輝く美しい若緑色の豆。噛めば、なめらかな食感からコクのある深いうま味と甘みが口に広がり、芳しい香りを感じる。この豊かな味わいと香りが楽しめるのが、“日本一の枝豆”との呼び声が高い天狗印枝豆「味緑(みりょく)」だ。

 「天狗印枝豆」は有限会社塩野商店と沼田利根蔬菜出荷組合の商標(ブランド)で、通常の大豆品種(レギュラー)と、大豆と茶豆を掛け合わせた品種「味緑」がある。

 「天狗印枝豆」が作られる群馬県北部の利根沼田(とねぬまた)地区は、霧が多く発生し、昼夜の寒暖差も大きいなどの気象条件から、日本有数の枝豆栽培適地といわれる。恵まれた環境に加え、塩野商店では徹底的な成分分析を行い、それに基づいて栄養豊富で健康な土作りや鮮度管理を行っている。生産農家と、技術や販売管理者が一丸となって「最高の枝豆を届けるのだ」という強い想いは“天狗印枝豆の憲法”として表現され、守り継がれている。

 科学に裏打ちされた努力と愛情から生まれる高品質な味わいは全国的にも評価され、2012年に開催された日本野菜ソムリエ協会主催の第11回野菜ソムリエサミット“テーマ:エダマメ”では、全国から集まった選りすぐりの15産地の中から、天狗印枝豆「魅力」が食味部門第1位を獲得。“日本一の味”という評判を証明する結果となった。

 全国から引く手あまたのこの最高峰の枝豆が、今回『風土47』の特別価格で購入できる。250g×8袋セットが3,860円(税込・送料別、通常料金4,060円)、4袋セットなら2,110円(税込・送料別)とお求めやすい価格に。1カ月間の限定販売なので、お申し込みはお早めに!ビールによく合います。

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■霧がもたらす朝露や夜露がおいしい枝豆を育む

 
 天狗印枝豆「味緑」は、袋から出して水洗いしているときから「これは違う」と思わせてくれる。
 濃い緑色のさやはピンと張りがあり、畑から採りたてのような新鮮さだ。茹でれば中の枝豆は美しい若緑色で、表面はみずみずしいほどのツヤがある。

 塩野商店の塩野昌彦専務は「枝豆は、大豆、または大豆と茶豆を掛け合わせたものなどの未成熟な段階です。実が張って豆特有のぼそぼそとした食感になる前の、なめらかで甘みのある食味をお楽しみください」と話す。

 さて、「天狗印枝豆」の故郷はどんなところなのだろう。

 群馬県北部の沼田市を中心にした利根沼田地区は、赤城山や武尊山(ほたかやま)などの名峰に囲まれ、利根川や片品川などが流れる自然豊かな地だ。

 

山と川に恵まれた自然豊かな天狗枝豆の故郷
 
 
 

つややかに光る枝豆は宝石のよう
 
 山と谷が続く標高200m~800mの山間で、天狗印枝豆は栽培されている。
 この地域は、河川が多いこともあって、霧が多い。山間なのでもともと昼夜の寒暖差が大きいことに加え、霧によって夜露や朝露が発生し、夜間から朝にかけてさらに植物の温度が下がる。すると、細胞の活動が抑制されるので、昼間、光合成で蓄えた養分が消耗されず、糖度の高いおいしい枝豆が育つのだ。

 日本でも有数の枝豆栽培に適した地といわれている。

 利根沼田地区は、もともと鶴の子大豆の名産地だった。貿易自由化で一時は産地衰退の危機に陥ったが、昭和30年代に枝豆の出荷を開始すると、味の良さで爆発的な人気に。

 その後、順調に産地は拡大し、現在130名の生産者が天狗印枝豆を生産。枝豆出荷の歴史は56年を数えている。

 
 

■専用の肥料など栽培方法にこだわり、安全検査も実施

 
 塩野専務は「枝豆は環境適応力が高く、環境の変化に敏感に反応します。つまり、手をかければ手をかけるだけ応えてくれる作物だといえます」と話す。

 枝豆は、品種で決まるおいしさは約6割であり、残り4割は環境や肥料、栽培技術によるそうだ。

 それだけに、天狗印枝豆では、徹底して肥料や栽培方法にこだわっている。

 土作りでは、生物性、物理性、化学性の3つの観点から枝豆にとって最高の土壌になることを目指している。

 その一つとして、メーカーと協力して枝豆専用の肥料を開発。分解速度の異なる数種類の有機質を配合して、枝豆の生育ステージに合わせた養分が行き渡るようにしている。

 

専用の肥料ですくすくと育つ
 
 
 

残留農薬の検査も実施しているので安心、安全
 
 安全にもこだわり、通常の農薬安全使用日数の2倍以上の自主基準を設定。

 例えば、収穫7日前まで使用が認められている農薬なら14日前までしか使用しない。農薬は、光分解や水、空気、微生物などによって日々分解が進むので、安全使用日数を延長することで残留農薬は限りなく減少する。

 「風邪を引いたら薬を飲んで早く治すように、健康な枝豆を育てるために適正な農薬を使うことも必要です。ただ、それを残留させない努力をしています」と塩野専務。

 2003年から継続して200項目の残留農薬を自主検査。2011年~2013年には放射能の自主検査も行っているが、いずれも検出されていないという。

 
 

■“憲法”に表現された高い志が日本一の枝豆を生み出す

 
 味の向上に欠かせないのが、食味の評価であり、そのためには成分分析が必要になる。
 「成分分析に1億円以上はかけてきたと思います」と塩野専務が話すように、さまざまな分析が行われている。

 「甘味」を高める糖類、「うま味」を高める遊離アミノ酸、健康機能性成分である「γ-アミノ酪酸(GABA)」の含有量など。

 あまりに専門的なので詳細は省略するが、それぞれの分析への取り組みがどれほど熱心かという例として、例えば通常の食味検査で用いられる「Brix(ブリックス)糖度計」が枝豆の食味評価には適さないことが分かると、群馬県立群馬産業技術センターと協力して糖類とアミノ酸の詳細な分析測定を開始。その結果、自主基準を確立することができ、独自の格付評価を導入した。
 分析というより、枝豆の研究とよびたくなる取り組みだ。

 

気温が上がる前の早朝から収穫
 
 
 

選別の仕上げは手作業で行う
 
 鮮度管理も、生産農家それぞれが冷蔵庫を持つことで、朝採れの枝豆を洗浄や選別後、いち早く保冷できる。これによって抜群の鮮度が保てるのだ。

 「天狗印枝豆」では、生産農家、組合役員、そして生産管理と販売を行う塩野商店、この三者の使命と責任が“天狗枝豆の憲法”として記されている。
 天狗印枝豆の高い品質は“憲法”によって守られている。

 塩野専務は「たかが枝豆、されど枝豆。私たちは日本一の枝豆を届けるために、これからもたゆまぬ努力を続けていきます」と力強く語る。

 これだけの想いの詰まった最高峰の枝豆を、この機会に味わってみませんか?

 
 

■“風土47”の特別価格で取り寄せられます!

 
-お取寄せ・ご注文方法-
 
・注文受付期間:8/1~8/31
 
風土47特別価格 天狗印枝豆「味緑」
 
250g×8袋セット
  3,860円(税込・送料別、通常料金 4,060円)
 
250g×4袋セット
  2,110円(税込・送料別、通常料金 2,220円)
 
・ご注文方法
 
 下記のホームページよりご注文をお願いいたします。
 
 (有)塩野商店ホームページ( http://edamame.co.jp )
 
ご注文時、備考欄に必ず「風土47」とご記入願います。
 
「風土47」のご記入がない場合は、通常料金になりますのでご注意ください。
 
・お支払方法
 
代金引換、銀行振込、郵便振替がございます。
 
  なお、商品等についての問い合わせにつきましては
  TEL:0278-24-8611へご連絡ください。
 
 


 
 


取材 中元千恵子(トラベルライター、日本旅行記者クラブ、日本旅のペンクラブ会員)